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スイス

  ▼スイスの気候

スイスほど観光にもってこいの土地はありません。春、夏、秋、冬、どの季節に赴いても楽しませてくれます。スイスでは実に様々な動植物たちが季節ごとに顔をのぞかせてくれます。
どの季節も、基本的にはハイキングを楽しみながら季節を感じるのがスイス流です。ここでは、そんな季節ごとにみせるスイスの顔を少しばかり紹介しましょう。

「春」

命が芽生え始める春。牧草地に色とりどりの美しい花が咲き、川には雪解け水が流れ込んでいて何とも綺麗です。チューリップやたんぽぽは野原に咲き乱れ、各所で花園が催されるため、ハイキングを楽しみながら立ち寄るというのがこの季節です。レマン湖畔にあるアンデパンダンス公園では、毎年チューリップフェステバルが開かれ、ヴュイユラン城のアイリスの庭では、その名の通り色とりどりのアイリスが楽しめ、また、パーティーや結婚式が開かれることも少なくありません。

アイリスに囲まれての結婚式はなんともロマンチックで、若いカップルを中心に根強い人気があります。毎年、このアイリスを楽しみに訪れる老夫婦もいて、昔を思い出したりしながらもの思いにふける老夫婦を見かけると、私はなんだか心がサクサクしちゃいます。

レマン湖畔のモントルーなどの山では、ナルシスという水仙に似た花を見ることができます。この花は、5月に辺り一帯に咲き誇る光景が、まるで雪のように見えることから「5月の雪」と呼ばれています。このナルシスですが、野生の花のくせして「ナルシスト」、かはどうかわかりませんが、とてもデリケートな花として有名です。

ひとたび人間や家畜がナルシスの園に入って踏み荒らしてしまうと、もう次からは咲かなくなってしまうのです。このため、一時期ナルシスは絶滅の危機に陥りました。これは何とかしなくては! ということで平成11年になってようやく、ナルシスは保護指定プロジェクトの仲間入りをし、今ではナルシスの保護への意識や理解を高め、保護増殖に取り組んでいます。

植物で絶滅するというのはあまり耳にしないかも知れませんが、日本ではリュウキュウベンケイという花が既に絶滅しています。他の花も、野生では確認できなくなった野生絶滅しているものもあり、この他にも絶滅危惧されている植物は多々あります。もっと植物について理解と認識をしていかないと、いつか美しい花は枯れはててしまうやもしれません。話はそれましたが、この時期にスイスに訪れれば、ガイドさんの詳しい説明のもと、季節はずれの美しい「雪」を心行くまで楽しめることでしょう。

 

「夏」

有名なエーデルワイスやエンチアンなどが咲き乱れるこの季節。夏男や夏女にとって、スイスの夏ほど嬉しいものはないのでしょうか。高い青空、綺麗な山々に澄んだ川。もう既にこれを聞いただけでわくわくしている方も多いのではないだろうか。というのもスイスの夏は驚くほど快適で、その土地柄を使った個性豊かな遊びが盛りだくさんに用意されています。

例えば、バンジージャンプやパラグライダーなどのアドベンチャースポーツ、バーベキュー、水遊びなどなど。何から手をつけていいか迷うところですが、うかうかしているとスイスの夏はすぐに終わってしまいます。

スイスの水はとてもひんやりしていて気持ちがいいので、天気に恵まれれば、川下りを楽しむことができます。自然の川をず〜と下っていると、腹が当然減ってきますが、心配はいりません。川岸でバーベキューをして売っている店などがありますので、そこらで食事をとることも可能です。

夏だけあって開放的になるのか、週末は外で食事を楽しむ人が多く見うけられます。外での食事といえば、もっぱらバーベキューです。必ずと言っていいほど、バーベキュー。いやというほど肉や野菜を焼きまくって食べ、もういや!飽きた!っというふうになると、それは夏の終りを告げています。日本で言うと、そうめんのような感じに似ています。お中元で嫌と言うほどそうめんを貰い、嫌と言うほどそうめんを食わされるハメに……。あんな感じです。また、各地でバーベキューパーティなるものが、建国記念日の8月1日に行われます。そのため、8月1日はスイスが煙に巻かれるという……すみません戯言です。

スイスの夏を楽しむなかでも、一番はやはり登山列車にのって向かう、ハイキングではないでしょうか。大自然に囲まれた中でのハイキングはとても開放的です。開放的になりすぎて全裸になる人もいるとかいないとか。
山から見下ろす美しい景色に、おもわず「やっほー!」というベタベッタなことをついついしてしまいがちですが、それも現地を見れば納得できることでしょう。スイスのハイキングコースは整備されていて、日頃、お酒ばかりを飲んでお腹ぽっこりさんなお父さんでも、難なく楽しめてとても歩きやすくなっています。

ハイキングに行く際は、是非お弁当を持参することをお勧めします。綺麗な景色に囲まれての食事は、例え料理下手な奥さんが作ったお弁当でもいつもの百倍おいしく感じられることでしょう。お弁当を食べ終えたあとは思わず呟いてしまいます。「家、帰りたくねぇな……」と。そんなことを言って現実逃避したくなるのが、スイスの夏。向かう際には誰かに必ず帰ること告げてから行きましょう。

 

「秋」

秋といえば何を思いつくでしょうか? 読書、スポーツ、芸術、失恋の季節なんて人もいるかもしれませんが、スイスはもっぱら食事です。グルメです。「食って食って吐きまくる」をテーマに、思う存分グルメを食すのがスイスの秋の楽しみ方です。……いや、吐いちゃいないですが。
もし、食べ過ぎてしまったら、ハイキングをしながら紅葉を楽しむのも一つの手です。とにかくスイスの秋は間違いなくおいしい季節なのです。

この季節になると、スイスの各地では葡萄の収穫が始まり、収穫祭と呼ばれる実りの喜びを表すお祭りも各地で行われます。収穫祭は主に、チーズ祭り、ワイン祭り、秋祭り&パレードといったものです。
また、9月頃には猟が解禁されるため、猟で捕らえた獲物を使った料理も食べられます。新酒やチーズもちょうど出来てくる季節でもあるので、食べるに徹するにこしたことはない季節です。

スイスでも、秋の定番である季節料理(ブリソレ)が振舞われます。季節料理と聞いてぴんと来る方もいるかもしれませんが、名の通り季節ものの料理です。そのまんまですな。ということは、日本でいう、食事の前に出てくる前菜もどきのようなもの。このブリソレですが、前菜もどきの分際で値段が高いときてるので、地元の方でもあまり口にはできないようです。ちょうど松茸のような位置にあるブリソレは、高くても食べたい、そんな料理としてスイスの人に親しまれています。私ならブリソレ分のお金を使ってもう一品別なものを頼みますがね。
スイスの秋は短く、9月〜10月の中頃までと、1ヶ月程度ぐらいしかないので、訪れた際には心行くまで産物に舌鼓を打ってください。また、この頃には随分と朝や夜が冷えるので、防寒具は忘れずに。

 

「冬」

アルプスの山が一番綺麗に見えるとされるのがこの季節です。これをハイキング好きなスイスの人が逃すわけがありません。冬のハイキングの場合、実は夏より荷物は少なくて済みます。夏は天候によって温度が随分と変わるので、温かい服装なども準備しなくてはいけないし、日焼け対策にも万全を期さないと大変なことになってしまいます。
しかし、冬はそんな心配はいらず、本当に防寒具だけでいいので、少しばかり荷物にも余裕が出てきます。ただ、お弁当などは当然冷えきってしまいますが。

冬のハイキングは道に雪があってなんだか歩きにくいイメージがありますが、スイスの雪道はあらかじめ歩きやすいようにと、踏み固められた状態にしてくれています。なんだかスイスの人のハイキング好きが感じられるところですね。澄んだ空と一面の銀世界に包まれて歩く冬のハイキングは、また格別なものがあります。

ハイキングとは別に、歩きにくい新雪のなかをわざわざ闊歩するものもあります。それがスノーシューウォーク。スノーシューとは、日本でも新潟や青森などの雪国でみられるかんじきに良く似たもので、木製のかんじきに対し、スノーシューはスチール製やステンレス製のものが多く、軽い上に見た目も格好いい。思わずグルービーと呟いてしまいそうな感じです。

スノーシューウォークはまだ誰も踏み入ってないところや、膝上まで埋もれるような深雪のなかをずんずん進んでいくので、初心者だけではなかなか難しいものがあります。ガイドさんや経験者の方に先導してもらいながら楽しむのが一般的です。とは言っても、初心者用のコースやガイドさんなしでも歩けるように、あらかじめ印をつけてあるコースも用意されています。

スノーシューウォークは、時に急斜面や木々の中をすり抜けたりしてゆくので、かなり体力を消耗します。ヘトヘトになります。なので、自分の体力にあわない難解なコースなどを選んでしまうと、翌日筋肉痛で動けない!という事態に陥る可能性もあるのでご注意下さい。

しかし、何と言っても冬はスキー!アルプスに上質の雪が降り積もるため、格好のスキー日和となります。スイスでは日本と違い、コースが非常に長いため、多くの熟練スキーヤーが各国から訪れます。また標高差2000mの場所からみる景色のなかを滑るため、非常に気持ちいい。
スイスの人は小さい頃から親にスキーを教わり、すべりまくっているので中には飽きちゃってる人もいるそうです。あれだけのスキー場があるのに何とも勿体無い話です。

スキーやスノーボードが出来なくても、スキー場で冬を楽しむ人は多く、タイヤのチューブに座って滑るスノーチューブや、そり、自転車に似た乗り物ヴェロゲメルなどなど。様々な形で冬を満喫しています。特にそりは日本では人気はありませんが、スイスではお年寄りから子供まで楽しんでいます。スキーなんかに比べるとそりは、体感速度がスキーより速く感じられため、スリルがあって人気のようです。

ヴェロゲメルは、日本でも知られているスノースクートと形状が似ています。操作方法も自転車に乗るような感覚でいいので、初心者でも簡単に乗れちゃいます。スイスではグリンデルワルトでしか体験できないため、興味のある方は間違えて別なスキー場に行ってしまわないように注意しましょう。


 

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